実はテディベアとはブランドや商品を限定するモノではなく、くまのぬいぐるみといった大きなカテゴリーを指す言葉です。この言葉が出来た由来は元々アメリカの大統領の愛称がテディで、この大統領が瀕死のクマを見つけて助けたことが美談としてワシントンポスト紙にのりました。それを見たお菓子屋さんがクマのぬいぐるみを作り、テディベアと呼んだのが最初です。ちなみに世界初のテディベアのメーカーはドイツのシュタイフ社で1880年に創業した会社と言えます。

現在は歴史的なトップブランドで、職人が1つ1つ手作りをする伝統の逸品と言えるでしょう。特にシリアルナンバー付きの限定品には高い価値が付いていて、オークションなどで高値で売買されています。他にも有名ブランドとして知られているのがイギリスのメリーソートとドイツのハーマンです。あと各社の初期に作られた商品のことをアンティークベアと言われています。

オークションなどで今までで一番高値が付いたのは、シュタイフ社の1904年に製造されたテディガール。これは1760万で落札されて、現在はテディベアミュージアムの目玉として飾られています。他にもシュタイフ社のブランドは新しいモノもどんどん取り入れていて、様々な商品とのコラボも手掛けているのが特徴です。例えば日本のアニメのトトロ、オランダの絵本のキャラクターメッフィー、ミッキーのぬいぐるみも限定品として製造しています。

あとチャーリーとチョコレート工場の工場長の恰好をしたテディベアも話題になりました。